グリーンピースの資金源
 グリーンピースーーー日本では狂信的反捕鯨カルト団体として余りにも有名になってしまった感がありますが、一部の国ではNGOの代表とまで言われる存在であり、その知名度と潤沢な資金でいつの間にか、各種の国際会議に準オブザーバーの資格で参列する地位を(手続ルートは不明瞭ながら)手に入れております。
 そしてIWC(国際捕鯨委員会)において己れの土俵だと言わんばかりの縄張り意識が露骨に表れ、毎年の開催地には大量に動員されたエキストラを引き連れて反日の一大キャンペーンを展開するのが恒例行事となって参りました。
 日本代表出席者に赤ペンキを浴びせたり汚い野次を飛ばして得意がる工作員たち(それを止める気配も見せないロンドンの会場警備員も同じ穴の狢)、南氷洋へ航海する調査捕鯨船にグリーンピースの船を体当たりさせて妨害、長崎の漁民が鰯を食い荒らす害獣ゴンドウ鯨(イルカの一種)を捕獲退治するための網を切断して英雄気取で記者会見する、等の浅ましい姿を糾弾せず及び腰で報道するマスコミは日本人としてのポリシー・国民意識が欠けていると感じたのを覚えております。
 その四面楚歌の中で、わが国水産庁参事官は日本の官僚にしては例外的とも言える粘り強い自己主張、論理と資料を積み重ね硬軟両方を使い分ける交渉態度で、殆んど反捕鯨環境屋のアジテーションに過ぎなかった捕鯨委員会を均衡のとれた討論の場へと改善して来たのは、最大の賛辞に値する官吏の鑑、売国外務省を廃止し水産庁に対外交渉を全て委せて置けば安心と思えるほどです。
 しかし捕鯨国日本の主張は今だ残念ながら多数決では及ばず(そもそも捕鯨とは何の関係もないカリブ海のちっぽけな英連邦諸国を、反捕鯨票を増やすだけの目的で委員会メンバーに加えた米英が牛耳っている欠陥だらけの現状では)、2004年7月イタリアで開かれたIWC年次総会でも日本沿岸のミンク鯨・ニタリ鯨の商業捕鯨再開は否決され、南氷洋の鯨聖域の継続が採択されるに至りました。 (日本捕鯨協会)
 水産庁の調査報告によれば、ミンク鯨の繁殖力の凄さは「海のゴキブリ」であり、昆虫ゴキブリなら幾ら増えても生態系に影響は生じないが、ミンク鯨の増殖はマグロの幼魚などを悉く食い荒らす正に海洋生態系の壊滅的破壊を齎すだろうという事です。
 それだけ詳しい資料を挙げても、反捕鯨(人種的反日)のヒステリーに冒された脳にはイルカ・クジラの美しい幻想だけが巣食っており、日本漁民の生業を考える思考回路自体が欠落しているのであります。
 
 話を少し未来へ飛ばして見れば、目前に迫った人類全体の飢餓(世界の5億人が栄養失調、8億人が餓死寸前にあり、これがアジアとアフリカで更に昂進するのは明々白々)が、飢えた人々を海の哺乳類に向けさせるのは時間の問題であり、我先に争ってイルカや鯨に殺到するのが目に見えるようです。
 しかしいざボートを漕ぎ出して鯨狩りをしようにも、暴れる鯨を仕留める急所も知らなければ、多数のボートを配置して鯨を誘導したり船同士で綱を渡して鯨を絡め陸揚げするやり方も分らず、徒らに銃で撃ったり槍で刺したりした挙句逃げられ海底で腐らせ貴重な肉を台無しにするのが関の山、捕鯨の技術を喪失した(或いは一度も身に着けなかった)民族が海の蛋白質を一朝一夕で摂取出来るようになるはずもありません。
 遡ればわが国は縄文時代から沿岸に現れる鯨を食用に利用して来た歴史があり、また戦国から江戸時代にかけて鯨漁専門の漁師組が各地に出現し、水も漏らさぬような一糸乱れぬ統率で船団を動かし獲物を最大限に鹵獲する、しかも頭から尻尾の先まで百パーセント有効に栄養化するノウハウを日本は知っています(太平洋を乱獲しまくったアメリカは鯨油だけが目当てで残り90パーセントは海に投棄していた)、これらは他国垂涎のわれわれの強みであり、調査捕鯨はその時のために捕鯨技術を保存継承させるという意味を担っているのであります。
 
 大四日市祭の郷土文化財行列の一つ『鯨船』こそは、誇り高き日本の捕鯨船団の勇姿を今に伝えるパフォーマンスに他なりません。
 その誇りと鯨を捌く技術を益々われわれは後世に伝えて行く必要があるのです。

 そして問題のグリーンピースなるカルト、よく似た組織で「国際アムネスティ」という同じく胡散臭い人権団体にも流れ込んでいる不明瞭な大金の出所は何れにあるのか、支援者一人一人のボランティア的寄付が集まったものだとメールに答えが返って来ますが、そんなペテンを誰が信じるでしょうか。
 まともな日本の個人や企業がこの独りよがりの跳ね返り集団に進んで金銭的支援などあり得ない、にも関らず資金豊富な日本支部の活動費は外国から来ると考えるのが妥当であります。
 つまりグリーンピース本部から送金があるのです、では何一つ生産手段を持たず国際的寄生虫に過ぎない本部が、全館冷暖房完備シャワー付き妨害船を長期チャーターし、四日市の今はなきパサージュ・アムスクエアの1階正面に採算を度外視した面積広大な自然保護プロパガンダ店舗「ネーチャー」を7年近くも維持し、人件費を負担し宣伝活動に投入する余剰金に事欠かないその訳は。  (以下 続)
 
 食料としての鯨利用が衰退すればするほど喜ぶ筋を追及してみるのも手懸りの一つです。
 
 世界中の貧しい階層の人達に豚の餌にも劣るハンバーガーを売り付け、外食産業の中で莫大なシェアを占めているジャンクフードチェーンなどが候補に上って来るのは間違いのない所でしょう、現に鯨を主食にするイヌイット(エスキモー)の住むアラスカ奥地にまでマクドナルドは進出しております。
 その原料としての家畜を養うためには今までの牧草地面積や穀物飼料では到底足りず、南アメリカやアフリカの熱帯林までも伐採し牧場に変えて行こうとしておりますが、牛や豚はそんな土地の動物ウイルスに免疫がなく、次々に感染しては人間をも巻き込む風土病をより蔓延させている有様です。
 海の生態系を乱す鯨を適度に捕獲し正当な値段でその肉を供給する方が、家畜のボイラー生産より遥かに環境に優しく自然保護を実現できる王道である、これが疑う余地のない結論ではないでしょうか。

 ジャンクフードシンジケートと手を組んだ穀物メジャー・ユナイテッドフルーツ、それに融資するウォール街のハイエナ銀行、屑外食チェーンを優良株に仕立て上げる禿鷹証券ディーラー、と並べれば「#5 コンビニエンスストアのお客とは」で取り上げた特権エスタブリッシュメントのクラブと重なって参ります。
 これら排他的クラブは以前より、大衆を洗脳する目的で慈善の皮を被った団体(カーネギー財団・フルブライト基金・ボーイスカウト・ロータリークラブ等)を社会に潜入させて来ました、グリーンピースはその中でも新しい形のエージェントに他なりません。 
 そして上記のようなリストに加え、擬似宗教的・命令絶対服従の組織的性格は、必然的にあの奇怪な秘密結社フリーメーソンの亡霊を呼び覚ますのであります。
 グリーンピース=フリーメーソン、名前の韻律・アクセントも見事に合致しています。
 日本のメーソン末端構成員は自分がどんな団体に所属しているかも知らず、友愛が目的の選ばれた会員で人脈やステータス面で人より優位に立てたと勘違いするわけですが、この恐るべき人種的階級組織の中では使い捨ての下っ端に過ぎない事実を何れ思い知らされるのです。

 2004年アテネオリンピックの男子マラソンで先頭を走っていたデ・リマ選手が突然襲われ、観客席に押し込まれ画面から消えました。リマ選手はすぐコースに復帰したもののリズムを完全に狂わされて後続に抜かれ3位でゴールする結果となったのは忘れられない事件です。 犯人はF1グランプリやウィンブルドン・テニスに侵入した前科のある、強迫観念に取り憑かれ怪しげなスローガンを身体に帯びた異常男で、世界的なイベントをターゲットにする悪質な常習犯でした。
 この独善性・狂信性はグリーンピースを始め動物愛護協会・野鳥の会等で活動する、統一教会やオウム真理教紛いの目立ちたがりロボット人間と、雰囲気からして瓜二つなものがあります。
 
 そう言えば男の仮装行列のような衣装は緑色をしておりました。
 



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